禿頭は父方か叔父方の遺伝か?

男性型脱毛症とは?
男性型脱毛症、また遺伝性脱毛症とも呼ばれ、医学的には AGA(アンドロゲニック脱毛症) と呼ばれます。一般的な症状としては以下の点が挙げられます。
- 前髪ライン(生え際)の後退:M字型の額、または逆U字型の前髪ラインが形成されます
- 頂部の毛量が薄くなり、てっぺんがより露出する
- 毛髪が細くなり、短くなり、毛生えが徐々に衰える
- 毛包が男性ホルモンの「DHT」に特異的に敏感である
男性型脱毛症の重要なポイントは、「単に髪が抜ける」ことではなく、毛包が次第に萎縮してしまう点にあります。処置を遅れると、一部の毛包が取っても戻らない不可逆的な段階に進む可能性があります。
お父様の禿げがしていないのは、つまり安全なことか?
必ずしもそうとは限りません。
臨床上によく見られるケースとして以下のことが挙げられます。
- お父様の髪量は正常
- 伯父様やおじい様に明らかな男性型脱毛症の症状がある
- 本人である20歳から30歳頃から、前髪が後退する、あるいは頭頂部が薄くなり始めている
これには、男性型脱毛症は多遺伝子、ホルモン、生活習慣、ストレス、睡眠の質などの要因が複合的に影響します。お父様が脱毛の問題がないとしても、男性型脱毛症のリスクがゼロであることを意味しません。
雄性禿(AGA)遺伝リスク簡易判定表
| 家族状況 | 雄性禿リスク |
|---|---|
| 父、おじがい | |
| おじがい | |
| 父 | |
| 父・おじがい |
遺伝があれば必ず禿げるのか?
そうとは限りません。
男性型脱毛症(AGA)の遺伝子を持っていても、必ずしも進行性脱毛を起こすとは限りません。真の鍵は、毛包がDHT(ジヒドロテストステロン)に対する感受性の程度、そして早期に発見・処置できるかどうかにあります。
早期に「M字後退」、頭頂部の薄毛化、または髪の毛が細くなっている兆候が見られる場合、専門的な頭皮検査で毛包の状態を評価し、状況に応じて薬物療法(Finasteride、Dutasteride、Minoxidilなど)を検討して、毛包の萎縮を防ぐことができます。
なぜハゲは遺伝だけなの?+
必ずしもそうではありません。 males pattern baldness(男性型脱毛症)は遺伝と強く関連していますが、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの変化、疾病や薬物も脱毛を加速させる可能性があります。家族歴があっても、必ずしも深刻なハゲになるわけではありません。
なぜみんな「ハゲかどうかはおじさんの顔色」だと言うの?+
一部の男性型脱毛症関連遺伝子はX染色体上に位置しており、男性のX染色体は母親から受け継ぎます。そのため、おじさんが脱毛症であるかどうかは重要な参考情報となります。ただし、父方の家族歴も同時に評価する必要があります。
父親はハゲていないのに、私もハゲないの?+
必ずしもそうではありません。母方の家族に、例えばおじさんやおじいさんが明らかに脱毛症の場合、父親の髪の毛量が正常でも、本人に早発性脱毛症が出る可能性があります。
年齢がいくつから髪の異変に注意すべき?+
もし20代から30代で、生え際の後退、額のM字ハゲ、頭頂部の薄毛化、あるいは頭髪が細く柔らかくなっているなどの症状が見られる場合は、抜け毛の早期兆候(男性型脱毛症の初期)かどうかを評価するために、早めに頭皮と毛嚢(ラセン毛包)の検査を受けられることをお勧めします。
男性型脱毛症は予防できるの?+
男性型脱毛症は完全に予防することはできませんが、早期に検知し、適切な治療を施し、睡眠を改善してストレスを軽減することで、脱毛の進行を遅らせ、毛嚢の早期萎縮を防ぐことができます。
本記事は呉文藝医師が監修・専門的なアドバイスを提供しています

呉文藝医師|萌髪植毛クリニック 院長
- ●国際毛髪外科学会 ( ISHRS) FISHRS フェロー
- ●米国毛髪外科専門医認定 ( ABHRS) 認定医
- ●中華民国植毛医学会 ( TSHRS ) 現会長。