シャンプーは2回必要?頭皮の洗い方と判断基準
シャンプーを必ず2回する必要はありません。頭皮の皮脂が多い、汗を多くかいた、ワックスやスプレー、ドライシャンプーが残っているときは、少量ずつ2回に分ける方法が役立つことがあります。一方、乾燥肌や敏感肌で、1回洗った後につっぱりやすい人は1回で十分なことが多いです。
1回目の泡の量だけでは清潔さを判断できません。すすいだ後に皮脂や残留物が落ち、頭皮が刺激なく快適かどうかが重要です。洗う回数を増やしても、男性型脱毛症やほかの脱毛症を治療することはできません。
要点:2度洗いは皮脂や整髪料の残りに応じて選ぶ方法で、全員の必須習慣ではありません。少量を使い、指の腹で頭皮を洗って十分にすすぎます。赤み、かゆみ、鱗屑、痛み、急な抜け毛が続く場合は医師に相談してください。
なぜシャンプーを2回に分ける人がいるのですか?
1回目で皮脂、汗、ほこり、整髪料の多くを落とし、すすいだ後も明らかなベタつきや残留感がある場合に、より少量で2回目を行います。泡立ちは水量、皮脂、製品の処方でも変わるため、泡だけで2回目の必要性は決められません。
米国皮膚科学会(AAD)は、髪と頭皮が汚れたり脂っぽくなったりする頻度に合わせて洗い、シャンプーは髪全体をこするのではなく主に頭皮につけるよう勧めています。つまり、2回洗うかどうかは個人の状態に合わせるものです。
| 段階 | 主な目的 | ポイント |
|---|---|---|
| 1回目 | 表面の皮脂、汗、整髪料を落とす | 少量を頭皮中心に使い、十分にすすぐ |
| 2回目(必要時) | 残ったベタつきや付着物を落とす | 1回目より少量にし、清潔なら繰り返さない |
| コンディショナー | 乾燥と絡まりを減らす | 髪質に合わせ、主に中間から毛先へ使う |
2度洗いを検討できるのはどのような人ですか?
皮脂が多い、汗を多くかく、長時間ヘルメットを着用する、ワックス、スプレー、ドライシャンプーをよく使う人は、1回目の後も残留感があれば2回目を検討できます。ただし、2回とも強くこするのではなく、1回ごとの量と刺激を抑えます。
ヘルメットそのものが男性型脱毛症を直接起こすわけではありませんが、蒸れ、汗、衛生状態、同じ場所への摩擦は不快感や切れ毛に関係します。ヘルメットと抜け毛の関係もご覧ください。
1回で油分や整髪料が落ちていれば、泡を増やすためだけに繰り返す必要はありません。その日の後半につっぱり、ヒリつき、細かな鱗屑が出ないかを観察しましょう。
毎回2回洗わない方がよいのはどのような人ですか?
乾燥肌、敏感肌、湿疹、傷のある頭皮、洗髪後につっぱり、灼熱感、細かな鱗屑を繰り返す人は、洗う回数を自分で増やさない方がよいでしょう。シャンプー量を減らし、ぬるま湯を使い、製品自体が刺激になっていないか確認します。
カラーやパーマ後、くせ毛や太い髪では、毛幹の乾燥と切れ毛にも注意が必要です。シャンプーは頭皮中心に使い、髪の長さにはすすぎの泡を通す程度にして、髪質に合うコンディショナーを使います。

| 状態 | 最初の調整 | 受診を考える目安 |
|---|---|---|
| 皮脂や整髪料が多い | 1回目後も残る場合だけ2回目を行う | 炎症、臭い、膿疱が続く |
| 乾燥・敏感・洗髪後につっぱる | 1回、少量を基本にする | 赤み、灼熱感、鱗屑を繰り返す |
| 傷や引っかき傷がある | 刺激製品と強い摩擦を避ける | 滲出液、痛み、傷の拡大がある |
| 抜け毛が急に増えた | 時期、範囲、他の症状を記録する | 数週間続く、斑状になる、全身症状がある |
正しいシャンプー方法は?
ぬるま湯で頭皮まで十分に濡らす
頭皮と髪を十分に濡らし、手のひらでシャンプーを広げてから使います。熱いお湯は乾燥や刺激を強く感じさせることがあります。
爪ではなく指の腹で頭皮を洗う
指の腹でやさしくマッサージし、爪で引っかいたり長時間強くこすったりしません。AADもシャンプーを頭皮中心に使い、濡れた髪をやさしく扱うよう勧めています。

十分にすすいでから2回目を判断する
1回目をすすいだ後、泡ではなくベタつきと残留感で決めます。2回目が必要なら量を減らし、生え際、耳の後ろ、後頭部まで十分にすすぎます。
タオルでこすらず押さえる
濡れた髪はタオルで往復してこすらず、軽く押さえて水分を取ります。ドライヤーは適度に離し、低温から中温で頭皮を乾かします。
フケや脂漏性皮膚炎がある場合は?
フケや脂漏性皮膚炎があるからといって、必ず2回洗うわけではありません。薬用シャンプーは有効成分と使用頻度が異なり、数分間置いてから流す製品もあります。回数や放置時間を自己判断で増やさず、表示や医師の指示に従います。
AADのフケ対策ガイドでは、一部の製品は頭皮に5〜10分置く必要があると説明していますが、方法は製品ごとに異なります。通常のシャンプーと薬用シャンプーを同じ日に使う場合は、具体的な説明を確認してください。
厚いかさぶた、滲出液、強い赤み、痛み、斑状の脱毛がある場合は、洗浄不足と決めつけず診断を受けてください。
外用ミノキシジル使用時も2回洗う必要がありますか?
外用ミノキシジルを使っていても2度洗いは必須ではありません。使用前に洗う場合は低刺激のシャンプーを使い、頭皮を乾かしてから製品説明どおりに塗布します。残りを落とそうとして強くこすったり、用量を変えたりしないでください。
DailyMedの外用ミノキシジル表示では、使用前に洗う場合は低刺激のシャンプーを使い、塗布後は通常約4時間洗わないよう案内しています。製品ごとに表示と医師の指示を確認してください。
持続する灼熱感、強い赤みや鱗屑、胸痛、動悸、めまい、手足のむくみがある場合は、洗い方だけを変えず早めに医師へ相談してください。
2度洗いで抜け毛は悪化しますか?
やさしい洗髪が男性型脱毛症を起こすわけではありません。すでに脱落期に入った毛髪が洗髪やブラッシングで抜けることはあります。ただし、爪で引っかく、強く引っ張る、洗いすぎる行為は頭皮刺激や切れ毛につながります。
生え際が後退する、頭頂部が徐々に薄くなる場合は男性型脱毛症の見分け方を確認してください。短期間に抜け毛が明らかに増えた場合は急に抜け毛が増える主な原因も参考になります。洗髪だけで脱毛原因は診断できません。
どのような頭皮症状で受診が必要ですか?
洗い方をやさしくしても赤み、かゆみ、痛み、厚い鱗屑、膿疱、滲出液が続く場合や、境界のはっきりした脱毛斑、瘢痕、急速に広がる薄毛がある場合は早めに受診してください。
受診前に、症状の開始時期、使用中のシャンプーと外用製品、1週間の洗髪頻度、抜け方の写真を記録すると、刺激性皮膚炎、頭皮疾患、脱毛症の鑑別に役立ちます。
本記事は一般的な医療情報であり、個別の診断や治療方針に代わるものではありません。
参考資料
シャンプーは必ず2回する必要がありますか? +
いいえ。皮脂、汗、整髪料の残りが多い場合は2回目が役立つことがありますが、乾燥肌や敏感肌で1回で清潔になれば、毎回2度洗いする必要はありません。
1回目に泡立たないのは汚れが落ちていないからですか? +
必ずしもそうではありません。泡立ちは皮脂、整髪料、水量、製品の処方で変わります。泡ではなく、すすいだ後のベタつきや残留感で判断します。
毎日洗う人も2回シャンプーした方がよいですか? +
洗う頻度と1回の入浴で洗う回数は別の判断です。毎日1回で汗や汚れが落ち、つっぱりや刺激がなければ、2回目を習慣にする必要はありません。
2度洗いで抜け毛が増えますか? +
やさしい洗髪が男性型脱毛症を起こすわけではありません。ただし爪で引っかく、強く引っ張る、洗いすぎる行為は頭皮刺激や切れ毛につながります。抜け毛が続く場合は医師の評価が必要です。
脂漏性皮膚炎でも2回洗えますか? +
製品と頭皮状態によります。薬用シャンプーは表示や医師の指示どおりの頻度・放置時間で使い、炎症が続くときは洗う回数だけで対処しないでください。
外用ミノキシジルの前後はどう洗えばよいですか? +
使用前に洗う場合は低刺激のシャンプーを使い、頭皮を乾かしてから製品説明に従います。製品によっては塗布後約4時間洗わないよう案内されています。自分の添付文書と医師の指示を優先してください。
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本記事は呉文藝医師が監修・専門的なアドバイスを提供しています
呉文藝医師|萌髪植毛クリニック 院長
- ● 国際毛髪外科学会 ( ISHRS) FISHRS フェロー
- ● 米国毛髪外科専門医認定 ( ABHRS) 認定医
- ● 中華民国植毛医学会 ( TSHRS ) 現会長。