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冬に抜け毛が増えたのは季節のせい?見分けたい変化と受診の目安

冬に抜け毛が増えたのは季節のせい?見分けたい変化と受診の目安

冬にブラシや排水口の毛が増えても、寒さで毛包が傷んだと決めつける必要はありません。毛周期の季節差を示した研究はありますが、個人の抜け毛には数か月前の病気、ストレス、体重変化、頭皮疾患、進行性の薄毛なども関係します。

要点:頭皮の乾燥と抜け毛は同時に起こっても、乾燥が必ず脱毛の原因とは限りません。急に全体の抜け毛が増えたのか、徐々に密度が下がったのか、斑状の脱毛や痛み・赤みがないかを確認しましょう。

冬は誰でも抜け毛が増えますか?

季節の変わり目に抜け毛が目立つ人はいます。しかし、その観察だけで冬が原因とは言えません。女性を対象とした研究では毛周期に季節差が見られ、休止期の毛は晩夏から初秋に多い傾向でした。この結果だけで個人の冬の脱毛を診断することはできません。

ブラシに付いた自然な抜け毛
ブラシに付いた自然な抜け毛

米国皮膚科学会は、1日に約50~100本の脱毛は正常範囲に入る場合があると説明しています。洗髪間隔や髪の長さで目にする本数は変わるため、一日の本数だけでなく毛量や分け目の変化を見ます。

抜け毛の増加にはどんな違いがありますか?

休止期脱毛は発熱、病気、手術、出産、大きなストレス、急な体重減少の数か月後に始まることがあり、広い範囲で毛が抜けます。一方、男性型・女性型脱毛症では生え際や頭頂部が徐々に薄くなることが多く、両者が重なる場合もあります。

観察できる変化確認したいこと次の行動
急に全体の抜け毛が増えた数か月前の病気やストレス経過を記録し診察を受ける
生え際や頭頂部が徐々に薄い進行性の脱毛症本数だけでなく頭皮と毛を診る
かゆみ、フケ、痛み、膿疱頭皮の皮膚疾患症状が続けば皮膚科へ
はっきりした脱毛斑円形脱毛症や感染症など早めに診察を受ける

膿疱や炎症があるときは頭皮の毛包炎と脱毛を、徐々に薄くなる場合は進行性の薄毛の見分け方も参考にしてください。いずれも自己診断の根拠にはなりません。

冬の乾燥やかゆみにはどう対応しますか?

皮脂量や活動量に合わせて洗髪し、熱すぎない湯を使い、爪で強くかかないようにします。かゆみや厚いフケ、赤みが続けば、保湿だけで済ませず原因を確認してください。

辛い鍋料理を一度食べたことを脱毛の直接原因とは判断できません。また、抜け毛を恐れて洗髪をやめる必要もありません。頭皮ケアの基本も参考にしてください。

いつ受診しますか?すぐ植毛が必要ですか?

抜け毛が増え続ける、毛量が明らかに減る、脱毛斑ができる、頭皮に痛み・腫れ・膿疱・強いフケがある場合は医師に相談してください。経過と健康状態を聞き、頭皮と毛を診たうえで必要な検査を検討します。

医師がダーモスコピーで頭皮を確認する様子
医師がダーモスコピーで頭皮を確認する様子

冬の抜け毛だけを理由に薬を使ったり植毛を決めたりせず、原因と頭皮の状態を確認しましょう。

医師からの一言

いつ始まったか、最近の病気や強いストレス、毛量と頭皮の変化を書き留めておくと診察に役立ちます。症状が続く場合は治療を選ぶ前に原因を確かめてください。

医療資料

冬の洗髪で抜け毛が多いと、薄毛が始まったということですか? +

必ずしもそうではありません。洗髪間隔や髪の長さで見える本数は変わります。毛量の減少が続く、分け目が広がる、頭皮症状がある場合は診察を受けてください。

季節による抜け毛はいつ治まりますか? +

季節だけでは予測できません。病気や強いストレスの数か月後に抜け毛が増えることもあり、続く場合は原因の確認が必要です。

辛い鍋料理を一度食べると脱毛しますか? +

一度の食事を直接の原因とは判断できません。持続する脱毛は栄養状態、最近の体調変化、頭皮所見などと併せて評価します。

頭皮の乾燥とかゆみ、抜け毛には保湿だけで十分ですか? +

軽い乾燥には洗髪方法の見直しが役立つことがあります。痛み、強い鱗屑、膿疱や持続する脱毛があれば医師に相談してください。

冬の抜け毛だけで発毛薬や植毛を始めるべきですか? +

季節だけで治療は決めません。一時的な脱毛、進行する薄毛、頭皮疾患のどれに当たるかを先に確認します。

本記事は呉文藝医師が監修・専門的なアドバイスを提供しています

呉文藝医師|萌髪植毛クリニック 院長

呉文藝医師|萌髪植毛クリニック 院長

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